入庫中の1963年式Piaggio Vespa 160G.S. Mk.2 のカスタム車両です。
160G.S.の純正色であるタスカニーホワイトの塗色できれいに仕上げられた車両は、一見するとオリジナルに忠実に仕上げたレストアド車両に見えますが、フロントブレーキ周りに注目してみると、ソレと気がつかないよう、うまくとけ込んだかたちでディスクブレーキ化が図られていることに気がつきます。
同時にエンジンもスペック向上を目指してPX200エンジンがチョイスされました。
これもただズドン!とそのままPXエンジンを載せ換えたというわけではなく、4速ギアにT5を流用してクロースレシオ化するなど、細かいところまで実によく目の行き届いた仕上がりになっていて感心させられます。
もちろん電装も12VCDI化が施されていますので、オリジナルのG.S.につきものの、あのめんどうなバッテリー保守管理とも無縁で、いつでもほぼキック一発でスタートを決められます。
昨今、すっかり貴重になった1990年代製ULMAレプリカ第1弾のシンプルな160G.S.用リアキャリアが付属しているのもポイント高し!ですね。
歴代Vespaの中でも、やっぱりルックスはG.S.が最高なんだけど、ちょっと旧すぎてなんだか不安...という方や、G.S.ベースに現代のテイストを織り交ぜた気の効いたカスタム車両を作りたかったという方におすすめの1台です。
Thanks Sold !!