名車BS90とBS50にはさみこまれた「中間排気量」的立ち位置ゆえレアな存在のBS60ですが、その中でも更に珍しい食糧庁仕様車が入庫です。
BS60は黒が標準色(派生モデルのBS60スポーツのみレッドが用意)の設定でした。同庁へまとまった台数が納入されるに際し、当時どのようなオーダーがあったのかは不明ですが、特注のマルーン色に塗られたBS60が上尾工場で製作されました。古くはBSモーターの時代から郵政省への納入実績もあり、官公庁に対してなかなかに強みを発揮していたブリヂストン車でした。
フレーム、タンク、フロントフェンダーはマルーン。ただし樹脂のサイドカバーは成形色で再現するのが難しかったためか、黒のまま。しかしながらこの独特のカラーも、今となっては昭和のお洒落感覚の発現に思えてきます。
現車はエンジン好調、よく走ります。「ちょいとそこまで」のご近所走りにもおすすめです。
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